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動画編集の仕事は厳しい…その理由とは?

動画編集の仕事は厳しい…その理由とは?

おおがみ

おおがみ

2025/06/17

動画編集の仕事は厳しい…その理由とは?

副業やフリーランスの仕事として注目を集める「動画編集」。在宅で始められ、「参入のハードルが低い」ということで、多くの人が関心を持つ分野です。
とはいえ、SNSや口コミなどでは「動画編集は厳しい仕事だ」と語られることも少なくありません。

では、なぜ、そう言われるのでしょうか?

動画編集イメージ
「動画編集は簡単」は事実です

まず前提として、動画編集の基本的な操作は比較的短期間で身につきます。簡単なカット編集やテロップ挿入程度であれば、1日集中すれば十分に習得できる内容です。いまでは(簡単なものであれば)タブレットやスマートフォンでも動画編集は可能ですし、実際に誰でもすぐに始められることが、動画編集が人気の理由の一つにもなっています。

しかし、ここに落とし穴があります。

簡単な動画編集は低単価

簡単にできる編集は、裏を返せば「代わりがいくらでもいる」状態でもあります。そのため、単価は低く、作業量の割に報酬が見合わないと感じることも少なくありません。
クラウドソーシングでは1本2,000円~という低単価もよく目にします。
副業で数をこなしても、満足な収入を得るのは難しいという声が出るのは、こうした構造的な背景があるからです。

高単価が期待できる動画編集スキル

一方、映像表現において高単価が期待できるのは、After Effectsを用いたモーショングラフィックスや、3DCGなどを駆使した高度な編集です。今では動画生成AIを活用できるスキルも、一部のクライアントからは求められます。これらは映像の完成度を一段階引き上げ、クライアントに強い印象を与える力となります。同時に習得までに相応の学習時間と経験が必要です。この「スキルの格差」が、動画編集という仕事の難しさを際立たせていると言えるでしょう。

加えて、動画編集は在宅でできることから、年齢や職歴に関係なく多くの人が参入しています。その結果、競争が激化し、「スキルを磨いてもなかなか評価されない」「思ったより稼げない」と感じる人も増えています。このような環境の中では、技術だけでなく、差別化のための工夫や継続的な努力も不可欠です。

動画編集の魅力

それでもなお、動画編集には他のクリエイティブ分野にはない魅力があります。
それは、「自分の色を出しやすい」という点です。編集の仕方や見せ方、リズム、演出は制作者のセンスに大きく左右されます。与えられた素材であっても、編集者の感性によってまったく異なる作品に仕上がるのです。だからこそ、自分の作品が多くの人の目に触れ、反応をもらえる瞬間は、非常に大きな喜びにつながります。

「厳しい」と言われる理由は確かにありますが、それを乗り越えた先には、自分の創造力が直接かたちになる達成感と、唯一無二の表現の面白さが待っています。

まとめ

・タブレットやスマートフォンでも動画編集は可能
・高単価を約束してくれるクライアントが求め高度な動画編集は、そう簡単には身につかない
・編集者の感性によってまったく異なる作品に仕上がるのが、動画編集の魅力の1つ

 

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