1.バウンディングボックスとは?
バウンディングボックスとは、レイヤーのオブジェクト(テキストや画像など)を囲む四角形の枠を指します。オブジェクトを選択すると、その周りにバウンディングボックスが表示され、オブジェクトの移動・サイズ変更などの操作を行うことができます。
【図1】バウンディングボックス
✅ バウンディングボックスが表示されない場合
「ビュー>レイヤーコントロールを表示」のON/OFFで「バウンディングボックスの表示・非表示」を切り替えることができます。ショートカットはコチラです。
Win:Ctrl + Shift + H
Mac:Command + Shift + H
2. バウンディングボックスの使い方
バウンディングボックスを使って、具体的にどのような操作ができるのかを見ていきましょう。
a) オブジェクトの移動
選択ツールで中央部分をドラッグすると、オブジェクト全体を移動できます。
【図2】バウンディングボックスを使ったオブジェクトの移動
b) サイズ変更
バウンディングボックスの四隅や辺の中央のハンドル(小さな四角)があります。それをドラッグすると、オブジェクトのサイズを調整できます。
💡 Shiftキーを押しながらドラッグすると、縦横比を維持したままサイズ変更できます。
【図3】バウンディングボックスを使ったサイズ変更
3. バウンディングボックスの使い方のコツ
After Effectsに読み込むフッテージは、Photoshopなどで上下左右に余白のない解像度で作成しておくと、After Effectsでの扱いやすさが向上します。
【図4】画面解像度によるアニメーションへの影響
⚠️ バウンディングボックスに余白があるとアンカーポイントの位置がずれます。回転などのキーフレームを設定した際に意図しない動きになる場合があるので注意が必要です。
✅**「アンカーポイントと位置の働きの違いが曖昧な方には、こちらの記事がお勧めです**
参考記事
[After Effects]「位置」と「アンカーポイント」の違い
4. まとめ
・ バウンディングボックス = オブジェクトの周囲を囲む枠
・ 移動 :中央をドラッグ
・ サイズ変更 :ハンドルをドラッグ(Shiftキーで縦横比固定)