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HDD/SSDの違い

HDD/SSDの違い

やす

やす

2025/07/25

今回は「HDDとSSDの違い」について、わかりやすく解説します。

動画編集やクリエイティブ作業をしていると、「データはどこに保存するのが正解?」「HDDとSSD、何がどう違うの?」そんな疑問が出てきますよね。

この記事を読めば、あなたの作業にぴったりのストレージの選び方が分かります!

HDDとSSDの違いとは?

HDDとは?

HDDの画像

HDD(ハードディスクドライブ)とは、磁性体が塗布されたプラッタ(円盤)と呼ばれる金属製の円盤を回転させ、磁気ヘッドを使用して磁性体の方向を変更させる事でプラッタにデータを記録していく装置です。通常、プラッタは複数枚で構成されています。

プラッタにはアルミやガラス等の固い素材が使われている事から『ハードディスク』と呼ばれています。

HDDのメリット・デメリット

HDDのメリット・デメリットについて解説します。

【メリット】

  • 記憶容量が大きい
  • 比較的安価

HDDは、同じ容量ならSSDよりも価格が安く大容量データを低コストで保存できるのが最大の魅力です。動画ファイルや素材データをたくさん保管したい場合に向いています。

【デメリット】

  • 衝撃や熱に弱い
  • 動作音が比較的大きい
  • 読み書きが遅い

HDDは内部に物理的なディスク(プラッタ)が回転する仕組みなので、どうしても衝撃や熱に弱く、速度面でもSSDに劣ります。また、ファイルを探すときに「カリカリ」と音が鳴るのも特徴です。

SSDとは?

SSDの画像

SSD(ソリッドステートドライブ)とは、HDDと同じ記憶装置ではありますがHDDのような物理的な機構ではなくNAND型フラッシュメモリで電子的にデータを読み書きしています。HDDと比べて高速でのデータ転送が可能です。

SSDのメリット・デメリット

SSDのメリット・デメリットについて説明します。

【メリット】

  • 読み書き速度が速い
  • 衝撃に強い
  • 動作音が無く静か

SSDは、HDDのような物理的な回転部品を使わず、電子的にデータを読み書きする仕組みです。そのため、パソコンの起動やアプリの立ち上げ、ファイルの読み込みが非常に速く、作業効率が大きく向上します。さらに、動作音が全くなく、衝撃にも強いのが特徴です。

【デメリット】

  • HDDに比べて価格が高め
  • 書き換え寿命に制限(TBW)
  • データ復旧が困難

SSDは、NANDフラッシュメモリにデータを書き込む仕組みのため、書き込み回数に上限(寿命)があります。この寿命は「TBW(Total Bytes Written)」で表され、製品ごとに異なりますが、通常の使い方であれば5〜10年は問題なく使用できます。

また、SSDはデータの復旧が難しいという点も注意ポイントです。故障すると、HDDのように物理的にディスクからデータを取り出すことができないため、こまめなバックアップが重要です。

HDDとSSDの性能比較

項目HDD(ハードディスクドライブ)SSD(ソリッドステートドライブ)
保存方式磁気ディスク(プラッタ)を回転して読み書きフラッシュメモリ(NAND)に電子的に保存
読み込み速度約100〜150MB/sSATA:500MB/s前後
NVMe:3000〜7000MB/s
書き込み速度約100〜150MB/sSATA:500MB/s前後
NVMe:3000〜7000MB/s
ランダムアクセス速度遅い(数ミリ秒の遅延)速い(ほぼ瞬時:数マイクロ秒)
耐衝撃性弱い(落下で故障リスクあり)強い(可動部なし)
動作音あり(ウィーン・カリカリ)無音
データ復旧比較的容易(物理復旧対応あり)困難(チップ破損時は復旧不可)
価格(1TBあたり)約5,000〜7,000円約9,000〜12,000円(SATA)
主な用途大容量データ保管、バックアップOS起動、アプリ実行、動画編集、ゲーム

補足解説

  • SATA SSD → 速度は約500MB/s(一般的)

SATAはもともとHDD用に作られた接続規格で、SSDにも流用されています。転送速度に上限があります。

  • NVMe SSD(M.2 PCIe) → 速度は約3000〜7000MB/s(超高速)

NVMeは、SATA接続に比べて圧倒的に速いデータ転送が可能です。そのぶん、価格はやや高めですが、動画編集や4K映像制作では大きな効果を発揮します。

まとめ

HDDとSSD、それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。

ストレージ特徴おすすめ用途
HDD安価で大容量。読み書きは遅め。大容量データの保存・バックアップ
SSD(SATA)高速で静か。コスパも良い。OSやアプリの起動、普段使い
SSD(NVMe)圧倒的な速度。PCIe接続で超高速。動画編集・4K映像制作・重い作業

『速度を重視するならSSD』『大容量保存ならHDD』
これが基本の使い分けです。

あなたの作業環境に合ったストレージを選んで、
より快適な動画編集・クリエイティブ作業を楽しんでくださいね!

さらに他のPCに関する知識を学ぶならこの記事も参考にしてくださいね!

参考記事

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