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初心者向け|モーションパスの基本と使い方をやさしく解説
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[After Effects]初心者向け|モーションパスの基本と使い方をやさしく解説

つ

2025/07/25

After Effects(以下Ae)の「モーションパス」は、オブジェクトの動きを視覚的に把握できる便利な機能です。

この記事では、初心者の方でもわかりやすいように、モーションパスの基本を解説します。

それでは、どうぞ!

モーションパスってなに?

モーションパスとは、オブジェクトが動くときの「軌跡(きせき)」を表した線のことです。

この線があることで、オブジェクトがどこからどこへ、どんな風に動くのかが一目でわかります。

コンポジションパネルのキーフレームや、曲線を調整することで、オブジェクトの動きをコントロールすることができます。

コンポジションパネルに表示されたモーションパス|After Effects

モーションパスの構成

では、モーションパスの構成を見ていきましょう。

モーションパスの構成紹介|アフターエフェクト

モーションパスには、キーフレーム間に「各フレームの位置の点」が表示されます。

この点と点の間隔が広いところは速く動き、狭いところはゆっくり動きます。

各フレームの位置の点の間隔の違い|After Effects

モーションパスを表示させよう

まず、位置を動かすレイヤーを選びます。

次に位置プロパティを表示し、アニメーションの開始点と終了点にキーフレームを打ってみましょう。

すると、コンポジションパネルにモーションパスが表示されます。

位置プロパティとモーションパス|アフターエフェクト

モーションパスを編集しよう

・キーフレームの追加と移動

コンポジションパネルでキーフレームを追加するには、「ペンツール」か「頂点を追加ツール」を使います。

ペンツールと頂点を追加ツール|アフターエフェクト

モーションパス上の追加したい箇所をクリックすると、新しくキーフレームが追加されます。

モーションパスに追加されたキーフレーム|After Effects

コンポジションパネルに表示されているキーフレームは、ドラッグすることで自由に移動が可能です。

キーフレームの移動方法|アフターエフェクト

モーションパス全体の位置を変更したい場合は、キーフレームすべてを選択して移動させます。

モーションパス全体の移動方法|After Effects

キーフレーム全体を選択するときは、タイムラインパネルのプロパティ名を選択するのが簡単で速いです。

・モーションパスを曲線にする

モーションパスを曲線にするには、キーフレームの「空間補間法」を使います。

キーフレームを右クリック「キーフレーム補間法」「空間補間法」「ベジェ」に変更

キーフレーム補間法空間補間法のベジェを選択|アフターエフェクト

すると、*ハンドルが表示されます。

「ベジェ」独立したハンドル、「連続ベジェ」連動したハンドルです。

ハンドルが開始点に表示|After Effects

このハンドルを動かすことで、モーションパスを調整し目指す形に変形させます。

ハンドルの操作感は、マスクやシェイプパスのハンドル操作とほぼ同じです。

3つのハンドルを下図のように調整してみました。

調整されたモーションパス|アフターエフェクト

それでは、調整前と調整後の動きを確認してみましょう。

モーションパス調整前と調整後の動きの違い|After Effects

✅モーションパスの一部しか表示されない問題を抱えている方はコチラ↓

モーションパスの一部しか表示されないときの対処法|トラブルシューティング

✅モーションパスの理解は、タイムラインのグラフコントールにそのまま活かせます。

リニアとベジェを操る!イーズ/イージングでキーフレームの動きを「正しく」制御する方法

まとめ

モーションパスを使えば、オブジェクトの動きが視覚的にわかりやすくなります。

また、ハンドルを調整することで思い通りの軌跡をつくれるようになるのもポイントです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、触っていくうちにコツがつかめてきます。

ぜひ試してみてください!

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