レイヤー内のトランスフォームの操作を「もっと快適に」
After Effects(以下アフターエフェクト)でトランスフォームのプロパティを表示するとき、毎回レイヤーをクリックして目的の項目を開くのがちょっと面倒…と感じたこと、ありませんか?

毎回ひとつずつ展開していくのは地味に面倒な作業ですよね…
そんなときに便利なのがショートカットキーです!
「これさえ押せば、すぐに展開されたプロパティが出てくる!」
今回はそんな魔法のようなキーたちをご紹介します♪
まずは覚えたい!トランスフォーム系ショートカットキー
アフターエフェクトのレイヤーには、「位置」や「スケール」「回転」といった基本的な動きに関する「トランスフォーム」という設定項目が含まれています。
ふつうは「レイヤー名左側の ▶ボタンをクリック → トランスフォームの ▶を開く…」というふうにして目的のプロパティをクリックして展開していきますが、ショートカットを使えば表示したいプロパティを1アクションで表示できます。たとえばレイヤーを選択して「P」キーを押すだけで位置プロパティがサッと表示されるんです。さっそくチェックしてみましょう。
P *位置(Position)
S スケール(Scale)
R 回転(Rotation)
T 不透明度(Opacity)
A *アンカーポイント(Anchor Point)
☝️半角設定をわすれずに!不透明度はTransparency(透明度)の「T」と覚えましょう!

目的のプロパティだけがサッと表示されます
実はもっとある!ショートカットの便利ワザ
ほかにもトランスフォームで使用できる便利なショートカットがあります。
U キーフレームが設定されたプロパティを表示
UU すべての変更済みプロパティを表示
E 適用されたエフェクトを表示
EE 適用されたエクスプレッションを表示
M マスクパスを表示
特におすすめしたいのが Uキー。
このキーを押すと、キーフレームが設定されたプロパティだけが表示されます。

見やすくて、編集効率が格段に上がります!
「どこを編集したのか一目でわかる」
「余計な情報が省かれてスッキリ」
これらのショートカットを使いこなすことによって、作業スピードがグンと上がります!
ショートカットを味方に、もっと快適なアフターエフェクトライフを♪
アフターエフェクトは、編集作業を効率化する小さな工夫を積み重ねることで、快適に作業することができます。
とくに今回ご紹介したショートカットは、どれも「ちょっと覚えるだけ」で、時短に大きく貢献し、スムーズさをもたらしてくれるものばかり。
まずは1つ、気になるキーから使ってみてください。
きっと「便利!」「軽やかに作業できるようになった!」と実感できるはずです。
あなたのモーショングラフィックス制作が、もっと楽しく快適になりますように♪
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