1. コンポジションパネルってなに?
After Effectsで作業していると、画面の中央に大きく表示されているのが「コンポジションパネル」。
アニメーションやデザインを実際にプレビューしながら確認できるキャンバスのような場所です。
プロジェクトパネルに素材を集め、タイムラインパネルなどで動きをつけたら――
その結果がどう見えるかを映し出すのがこのコンポジションパネル。
つまり、完成イメージを確認するための“メインステージ”なんです。
2. コンポジションパネルの役割

コンポジションパネル
コンポジションパネルは、作品の「最終的な見え方」を確認するための場所です。
素材の重なり方や動き、エフェクトの効果など、視覚的な仕上がりを整えるうえで、なくてはならない存在です。
● プレビュー
● 素材の配置と調整
● エフェクトの適用と確認
● マスクの作成
などの確認・調整をおこなう重要なパネルです。
3. コンポジションパネルの基本的な使い方
①リアルタイムでプレビュー
アニメーションの動きやレイヤーの重なり、エフェクトの効き具合などを、実際に再生しながら目で見てチェックします。
スペースキーで再生/一時停止ができます。(プレビューパネルの再生ボタンでも可能です)
② ズームと表示エリアの調整
パネル左下のメニューから、表示の倍率やエリアを切り替えられます。
細かい作業をしたいときはズーム表示。
反対に、レイアウト全体のバランスを見たいときは、「全体表示」(Shift + /)がおすすめです。ワンアクションで全体が見渡せて、確認がとてもスムーズになりますよ。
ズーム操作はマウスホイールでもできますので、活用してみてくださいね。
③プレビュー画質の調整
プレビューが重いときは、パネル左下「フル画質」から「1/2」「1/3」… にと下げることで、再生がスムーズになります。
※書き出し品質には影響しません。
④グリッドやガイドの表示
要素の整列やレイアウト調整に役立ちます。定規や補助線も表示できます。
● ガイド・グリッドに関してはこちらの記事
● タイトル/アクションセーフについてはこちらの記事
で詳しく解説していますので、ご覧ください。
4. まとめ ~コンポジションパネルは「見せるためのステージ」~
このように、コンポジションパネルは、After Effectsの中でも最もよく使う、作品の仕上がりを確認する場所です。
最初のうちは「ただ見るだけ」に思えるかもしれませんが、表示モードやズーム、プレビュー設定をうまく使いこなせるようになると、作業のスピードも、完成度も大きくアップしていきますよ。
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