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パスの描き分け|角パスと曲線パスの違いとペンツール練習法
動画編集

[After Effects]パスの描き分け|角パスと曲線パスの違いとペンツール練習法

ogami

ogami

2025/08/11

リニアパスとベジェパスの比較アニメーション|アフターエフェクト

After Effects(アフターエフェクト)のペンツールでパスを描こうとすると、
「思ったように曲線が描けない…」
「マスクパスがガタガタになってしまう…」
そんな経験をしたことはありませんか?
パス(Path)は、シェイプの作成、マスクの切り抜きや *モーションパスなど、アニメーション制作の土台となる重要なスキルです。
今回は、パスの基本的な描き方と、角パス(リニアパス)・曲線パス(ベジェパス)の使い分けを、初心者向けにわかりやすく解説します。

1. コンポジションパネルでグリッドを表示しよう

グリッドを表示|Aftereffects

新規コンポジションを作成したら、まずグリッドを表示しましょう。
📝 コンポジションの画面解像度(幅と高さの値)は、 FHD(幅 1920×高さ 1080) に設定します。

 

💡ポイント
何も目印がない状態できれいなパスを描くのはプロでも難しいものです。
特に初心者のうちは *グリッド を表示して、その線に沿って描くのがおすすめです。

次に、ツールパネルからペンツールを選択します。

ペンツール|アフターエフェクト

ペンの塗りはナシ、線の色は白、線幅は6px(ピクセル)に設定します。

塗りと線|AE

では、この状態でコンポジションパネルにパスを描いていきます。

🔍コンポジションパネルにパスが表示されない方は、こちらの記事へGO💨

パスが表示されないときの対処法|トラブルシューティング

2. 角パス(リニアパス)の描き方

ペンツールで、グリッド線に合わせて3か所クリックします。

角パス(リニアパス)の書き方|アフターエフェクト

💡ここで線が斜めになってしまう方は、[Shift]キーを押しながらクリックすることをお勧めします。
[Shift]キーを使えば、縦・横・45°の直線を描くことができます。下記のイメージです。

Shiftキーの役割|AE

*[Shift]キーで角度を固定できる8つの方向

✏️実践練習:ギザギザ線を描こう!

では、実際にパスを描いてみましょう!
💡 ここでは、等間隔(グリッド2マス分)でパスを配置していきます。

グリッドのマス目を確認|AE

💡 グリッドのマス目を目安に、[Shift]キーを押しながらクリックすると、45°刻みの均一な角度でギザギザ線を描けます。

3. 曲線パス(ベジェパス)の描き方

曲線パス(ベジェパス)を描く際は、クリックしたままドラッグします。
その際に表示される、対称に伸びる線を「*ハンドル」と呼びます。

曲線パス(ベジェパス)の書き方|アフターエフェクト

このように、曲線のパスは *ハンドル でコントロールします。

🔍ハンドルについて詳しく知りたい方はこちらの記事へGO💨

パス編集がうまくなる!ハンドル操作の基本をやさしく解説

✏️実践練習:波線を描こう!

ここでもグリッド2マスの間隔でパスを打っていきます。

💡 グリッドのマス目に合わせて、ハンドルを均一に引くと、キレイにそろった波線が描けます。
💡 ハンドルを垂直・水平・45°に保ちたい時は、[Shift]キーを押しながらハンドルをドラッグします。ここではハンドルを水平に保ちます。

パスを描いた後に、修正したいパスがあれば、そのパスをクリック→ドラッグ→ハンドルで調整します。
ここでは波の開始点を、他に合わせて曲線パスにします。
💡 [Shift]キーでハンドルを水平に保つことがポイントです。

4. 角パスと曲線パスを組み合わせる

実際の編集作業では、角パス(リニアパス)・曲線パス(ベジェパス)を組み合わせる場面がほとんどです。
慣れるまでは、直線と半円を交互に繰り返す練習から始めると、切り替えの感覚をつかみやすくなります。

✏️実践練習:直線と半円を交互に繰り返そう!

5. まとめ:パスはAEの必須スキル

パス(Path)はAdobe Illustrator(アドビ・イラストレーター)が発祥ですが、After Effects(アフターエフェクト)においても…

・シェイプパス

・マスクパス

・*モーションパス

などで活躍する動画制作の基本スキルです。
パスを自在に操れるようになると、表現の幅が一気に広がりますよ!

✏️ パスを自在に操るための練習法
好きなキャラクター画像を下敷きにして、
「どこを直線にするか?」
「どこを曲線にするか?」
…と考えながらトレースすると、楽しみながら練習できます。
「基本はわかったけど、実際にどんな場面で使えばいいのか不安…」
「もっと実践的なスキルを身につけたい!」
そんな方は * STUDIO USの無料個別相談 にお気軽にご参加ください。
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