After Effects(以下Ae)でペンツールを使った際に、「パスは表示されるのに、なぜか線が見えない…」という経験はありませんか?
私は、そんな現象に悩まされたことがありました。
今回は、そのときの話をしたいと思います。…その前におすすめ記事のご紹介👇
「パスが思い通りに動かず、何度もやり直して泣きたくなった日々。」パスで泣いた回数なら、きっと誰にも負けません。
だからこそ、あなたに伝えられる描き方があります。
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パスの描き分け|角パスと曲線パスの違いとペンツール練習法
それでは、どうぞ!
何をしても表示されない線
最初にお伝えしましたが、これは私が初心者の頃の話です。
線を使ったアニメーションをつくろうと思い、ペンツールで線を描きました。
ところが、パスは表示されているのに線が表示されないんです。
レイヤーは選択されているし、表示もON。コンポジションの設定も特におかしなところはありません。
どの色を選んでも、太さを変えても、レイヤーを新しくつくり直してもまったく表示されません。
「今までと同じように操作しているのに、なんで⁇」
描いても表示されない…という不思議な状況に、頭が真っ白になってしまいました。
犯人はアイツ⁉
「もしかして、これがバグ⁉」
今まで、Aeをさわっていてバグらしいバグを経験していなかった私は、「これがバグってやつか」と思い再起動をすることに。
しかし、アプリを再起動しても、PCを再起動してもまったく改善されません。
仕方なく、再インストールすることに。
PC操作に疎かった私は、再インストールする際に何か気を付けることはないか、講師に確認をしてみました。
すると「それ、線の不透明度が0%になっているかも」と一言。
えっ?線の不透明度?そんなところをさわった記憶ないんだけど…と思いつつ確認してみるとーー
本当に0%になっていました。
どうやら、知らないうちにどこかで設定を変更してしまったようです。
私はただ、透明の線を描いていただけでした。
・線の不透明度の確認の仕方
線の不透明度は、タイムラインパネルのシェイプレイヤー>コンテンツ>シェイプ>線から確認ができます。
トランスフォームにも不透明度があります。こちらは、レイヤー全体の不透明度です。 もちろん0%であれば線は表示されませんが、今回はこちらの値を100%としています。 |
毎回不透明度が0%になる理由とは?
これで、線が表示されない問題は解決したのですが、なぜか毎回不透明度が0%になってしまうんです。
線を描くたびに不透明度を変更しないといけないので、地味にストレスが溜まります。
しかしこれは、すぐに原因がわかりました。
ツールバーの線のオプションメニューの不透明度が0%になっていたんです。
ここに入力する値によって、不透明度の値が決まるため、この値を100%にすることで解決することができました。
思い込みで再起動の沼に
今回パスは表示されていたので、「線だけ表示されないなんて、これはバグに違いない」と勝手に思い込んでしまい、再起動を繰り返す羽目に…。
「いや、だってAeはバグが多いって聞いてたし!」(私は今まであまりバグに出会ったことがありません)
「初心者だし、バグ初めてだし!」(実際には全然バグじゃありませんでしたが…)
「今回は誰も悪くないってことで!」
と必死に気持ちを落ち着かせようとしたことも、今となってはいい思い出です。
まとめ
初心者の頃は「まさかそんなところに原因が⁉」みたいなことがよくあります。私はよくありました。
小さなつまずきも、ひとつずつ解決していけば確実に前に進めます。
線が表示されないときは、まず不透明度の確認をしてみてください。
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