After Effects(以下Ae)を使い始めた頃、「ボールがバウンドするアニメーションをつくりたい」と思って値グラフに挑戦しました。
そこで思わぬ壁にぶつかり、制作自体が嫌になることに…。
今回は、そのときの話をお届けしたいと思います。
それでは、どうぞ!
バウンドアニメーションってなに?
バウンドアニメーションとは、オブジェクトが跳ね返るように動くアニメーションのことです。
落下や接地の瞬間にバネのような伸縮や余韻のある動きを加えることで、自然でリズミカルな動きを演出できます。
私は、動きにメリハリをつけたいときやポップな感じを加えたいときによく使います。
値グラフは未知の領域
バウンドアニメーションにチャレンジしようと思った私は、チュートリアルを探し忠実に再現しようと頑張りました。
しかし、どうやっても同じように再現できない箇所が…。
それが、グラフエディターのグラフの形です。
チュートリアルで使っていたのは値グラフだったのですが、それまで速度グラフしか使ってこなかった私には、まさしく「未知の領域」。
とはいっても、チュートリアルはとても丁寧でただ真似をするだけでつくれるものでした。
でもできない、その原因は…ハンドルの同期だったんです!
やっかいなハンドルの同期
下の画像はバウンドアニメーションの値グラフの形です。
私もこの形にしたい!
でも、ハンドルを動かすとなぜか反対側のハンドルも一緒に動いてしまう…。
右を動かせば左が、左を動かせば右が。
「いや、今動かしたいのは片方だけなんだけど…?」
このもれなくついてくる動きが地味にストレスでーー
チュートリアルは忠実に再現しないといけないと思い込んでいた当時の私は、Aeをさわるのが嫌になってきてしまいました。
ハンドルの同期は解除できる
チュートリアルを見返しても、ハンドルの操作については一切触れていません。
どうにもならなくなった私は、思い切って講師に相談してみることに。
すると、「Alt(Mac:Option)押しながら動かせば片方だけ動かせるよ」と即答。
「えっ、本当に?」と思いながら、試してみると…
おおおっ!動いた!ちゃんと片方のハンドルだけを自由に動かせる!
ずっとモヤモヤしていたことが一瞬で解決して、思わず笑ってしまいました。
それからは、グラフエディターをさわるのが楽しくなりました。
ちょっとしたニュアンスが思い通りに描けるようになると、「なんか違う…」の原因も自然とわかるように。
今では、動きをコントロールする感覚が掴めるようになってきました。
まとめ
もし、値グラフのハンドルの同期に悩んでる方がいたら[Win:Alt / Mac:Option]キーを押しながら動かしてみてください。
こうした小さなコツが、制作のストレスを減らし、表現の幅をぐっと広げてくれますよ!
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