1. トランスフォームのスケールについてやさしく解説します!

トランスフォームのプロパティ
After Effectsで動画や画像、テキストなどの素材に動きをつけようとすると、必ず触ることになるレイヤーの基本的な設定があります。それが、素材の「形」や「位置」を変えるための機能がまとまっている「トランスフォーム」です。今回は、その中でも特に使うことの多い「スケール」について、やさしく解説していきます!
2. スケールとは?
スケールとは、素材のサイズ(大きさ)を調整する機能です。
右側の青文字は倍率(%)を示しています。
数字を大きくすると拡大、小さくすると縮小されます。
3. 「スケール」で何ができるの?
スケールを使うと、次のようなことができます。
●素材のサイズ調整
写真やイラストを画面に合わせて拡大したり、縮小して配置したりできます。
●アニメーションの作成
時間の流れに合わせてスケールを変化させることで、動きのある表現ができます。
4. スケールを表示するには?
スケールの値は、タイムラインパネルから簡単に確認・変更できます。
① 対象のレイヤーを選択します
② レイヤー左の矢印をクリックし、「トランスフォーム」左の矢印をクリックして展開します
③ 「スケール」が表示されます
ショートカットキー S
を押して、直接スケールを表示することもできます。
5. スケールの使い方
数値を調整する
スケールの右にある青文字を左右にドラッグするか、直接数字を入力して調整します。
数値を大きくすると拡大、小さくすると縮小されます。
縦横比の固定のON/OFF設定

鎖のマークをクリックしてON/OFFを切り替え
デフォルトでは、縦横比固定設定がONの状態になっています。(数値の左にある「鎖マーク」が表示されている状態)
ONの場合、*アンカーポイントを基点として、均等に拡大・縮小されます。
もし横だけを伸ばす、縦だけを縮めるといった調整をしたい場合は、鎖マークをクリックしてOFFにしましょう。
横(X軸)、縦(Y軸)別々にスケールの値を変更することができます。

鎖マークを解除してから数値を変更します
アニメーションをつける
スケールは、アニメーション表現でも大活躍します。
たとえば
● ロゴがふわっと現れるオープニング
● 拡大・縮小を繰り返すリズム感のある演出
これらは、キーフレームを使うだけで簡単に作れます。
🔗 キーフレームの使い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
6. まとめ
スケールは、After Effectsにおいて「サイズ変更」と「アニメーション」の両方に使える便利な項目です。
● アニメーションで目を引かせたいとき
● ちょっとしたアクセントを加えたいとき
ぜひ使いこなしていきましょう!
✏️誤解されやすいアンカーポイントと位置-それぞれの役割を理解しよう!
「位置」と「アンカーポイント」の違い
✏️スケールをアニメーションさせたいなら、まずキーフレームを学びましょう!
キーフレームはアニメーションの“魔法のスイッチ”!打ち方から丁寧に解説します
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