After Effects(以下Ae)を使っていると、さまざまな「見づらさ」に直面します。
特に最近、「あれ、こんなに見えなかったっけ?」と感じることが増えてきました。
そう、『老眼』です。
今回は、そんな視力事情と向き合いながら、環境設定を見直して、Aeの小さすぎる表示サイズを見やすく調整した話をお届けします。
それでは、どうぞ!
環境設定を見直すと決めたきっかけ
・パスのハンドルがつかめない!
ある日、いつものようにパスを編集しているときにふと気づきました。
「……、ハンドルがうまくつかめない!」
ハンドルが見えないわけではないんです。見えてはいるんです。
でも、ハンドルの方向点をピンポイントでクリックできない…。
何度も繰り返すうちに、「あぁ、これはもうアイツだな…」と実感しました。
💡ハンドルについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです!
パス編集がうまくなる!ハンドル操作の基本をやさしく解説
・エクスプレッションの文字が小さすぎてストレスに!
もう一つの問題は、エクスプレッションエディターのフォントサイズです。
文字が小さいので、入力するのもエラーの修正も一苦労…。
そのうえ、モニターをのぞき込んで作業するので、首も、肩も、背中までバキバキになりました。
「これはもう、Aeに何とかしてもらうしかない!」
そう決心して、環境設定を見直すことにしたんです。
私が見直した環境設定
私が調整したのは、2つの設定です。
①ハンドルサイズを大きくする ②エクスプレッションエディターのフォントサイズを大きくする |
では、それぞれ変更の仕方を確認していきましょう。
①ハンドルサイズを大きくする
まずは、環境設定>一般設定>「パスポイントとハンドルサイズ」を変更します。
私は、8pixelにしました。
これで、ハンドルのサイズが大きくなり掴みやすくなりました。
ただし、この設定はパスの頂点やバウンディングボックスのハンドル(四隅や辺の中央にある四角)も大きくなります。
そのため、大きくしすぎると少し邪魔に感じるかもしれません。
自分に合ったサイズに調整してみてください。
✅環境設定の表示方法[Win:編集>環境設定 / Mac:After Effects>環境設定]
✅環境設定のショートカット[Win:Ctrl+Alt+;(セミコロン) / Mac:Command+Option+;(セミコロン)]
②エクスプレッションエディターのフォントサイズを大きくする
次は、環境設定>スクリプトとエクスプレッション>エクスプレッションエディターのフォントサイズを変更します。
私は、16にしました。
これで、タイムラインパネルのエクスプレッションエディターの文字が見やすくなりました。
しかし、大きくしすぎるとタイムラインのスクロール回数が増え、かえって作業しづらくなることがあります。
こちらも、自分が作業しやすい大きさに調整してみてください。
まとめ
表示の見づらさは環境設定である程度対処が可能です。
見づらいまま作業を続けると、じわじわと集中力が削られていきます。
少しの調整で、作業効率は劇的に変わります。
まだ試していない方は、ぜひ環境設定を見直してみてください!