After Effects(アフターエフェクト)でアニメーションをつくるとき、「回転」を使う場面がよくあります。
でも、「思った通りに回らない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?
今回は、トランスフォームの「回転」プロパティについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
それでは、どうぞ!
トランスフォームの「回転」とは
回転は、レイヤーの角度を変えたり、ぐるりと回すためのプロパティです。
レイヤーの左の矢印を展開した先の、トランスフォームの中にあります。

レイヤーを選択>Rキーでも表示できます。
✅トランスフォームの回転のショートカット「R」

💡トランスフォームのショートカットについて知りたい方はこちら!
レイヤー操作をもっと快適に!|トランスフォームのショートカット10選
回転には「回転の回数」と「角度」の2つの値があり、角度を変えるとレイヤーが回り、回数を増やすと連続で回転します。

例えば、1×+90°に設定すると、1回転と+90°回転します。

回転の中心はアンカーポイント
回転の中心になるのは「アンカーポイント」と呼ばれる点です。
| ✅アンカーポイントとは、レイヤーがどこを軸に動くかを決めるポイントです。 |

アンカーポイントの位置を変えると、回転の動き方も変わります。
例えば、中心にあるとその場でくるくる回り、角に移動するとその位置を起点に円を描くように回転します。

どこを中心に回したいかを意識して調整してみましょう。
💡アンカーポイントと移動方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
アンカーポイントって何?基本と移動方法を初心者向けに解説
キーフレームで回転アニメーションをつける
では、回転にキーフレームを打ってアニメーションをつけてみましょう。
回転プロパティの左にあるストップウォッチアイコンをクリックすると、キーフレームを打てます。

時間を進めて角度や回転数を変えるだけでアニメーションをつくれます。
今回は、1秒のところで回転数の値を1にしました。

💡キーフレームについて詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです!
キーフレームはアニメーションの“魔法のスイッチ”!打ち方から丁寧に解説します
まとめ
| ・「回転」はレイヤーを回すための基本的なプロパティ ・「回転の回数」と「角度」を組み合わせて動きをつくる ・回転の中心は「アンカーポイント」でコントロールできる |
仕組みを理解すれば、オブジェクトを自然に動かせるようになります。
まずは、短い回転アニメーションから試してみましょう!



