1. はじめてAfter Effectsを起動したら…
After Effects(以下、AE)を初めて開くと、画面いっぱいに四角い「箱」がずらっと並んでいて、
「え…どこをどう触ればいいの?」と戸惑ってしまうかもしれません。
でも安心してください。
この「箱」はパネルと呼ばれるもので、それぞれ役割がちゃんと決まっています。
役割がわかれば、「パネルの集合」に見えた画面も、一気に意味のある作業スペースに変わりますよ。
最初から全部を覚える必要はありません。
まずは、よく使う3つのパネルとその役割から、ざっくり理解していきましょう。
2. よく使う3つの基本パネル ~まずは3つのパネルを覚えよう~
プロジェクトパネル
素材やコンポジションを管理する保管庫のような場所です。
動画、写真、音楽、イラストなどをドラッグ&ドロップで読み込みます。
フォルダ分けして整理して使うのが、効率アップのコツです。🔍詳しい解説はこちら
コンポジションパネル
実際の見た目をプレビューする場所でもあり、最初のスタート地点でもあります。
このコンポジションパネルでコンポジションを作ることが、AEの第一歩です。
素材の位置やサイズを調整したり、動きの確認を行います。🔍詳しい解説はこちら
タイムラインパネル
時間軸に沿って素材を並べ、動きをつける場所です。
アニメーションの長さや開始タイミングもここで決めます。
例えば「この画像を3秒間表示」「文字を2秒かけて動かす」などの設定を行います。
3. その他のパネル
慣れてきたら、以下のパネルも少しずつ活用していきましょう。
エフェクト&プリセット
映像効果やアニメーションを追加できます。
エフェクトコントロールパネル
エフェクトの詳細な効果を調整します。🔍詳しい解説はこちら
文字パネル
テキストのフォントや配置を設定します。🔍詳しい解説はこちら
段落パネル
テキストの配置や行間を調整します。
素材をきれいに並べます。
整列パネル
素材をきれいに並べます。🔍詳しい解説はこちら
情報パネル
カーソル位置や色情報を表示します。
プレビューパネル
動画の再生速度などを細かく設定します。
オーディオパネル
音の大きさを視覚的に確認できます。
エッセンシャルグラフィックスパネル
テンプレートを作り、編集しやすくします。🔍詳しい解説はこちら
ライブラリパネル
よく使う素材をクラウドで共有します。
4. ワークスペースとは?
AEを使いはじめたばかりだと、つい初期設定のまま作業してしまいがちですよね。
でも実は、パネルの配置によって作業のしやすさは大きく変わってきます。
映像編集、アニメーション作成、エフェクト調整など、作業内容によってよく使うパネルは異なります。
そんなときに活躍するのが「ワークスペース」です。
AEには、作業内容に合わせて最適化されたレイアウト(これをワークスペースと呼びます)があらかじめ登録されており、必要に応じて切り替えることができます。
切り替えるときは、上のメニューから「ウィンドウ」>「ワークスペース」を開いて、使いたいもの(「標準」「アニメーション」「エフェクト編集」など)を選びましょう。
さらに、自分が使いやすいようにパネルを動かして配置を変え、その状態を保存しておくこともできます。
作業ごとに画面を最適化しておくと、「あのパネルどこだっけ…?」と探す時間が減って、スムーズに進められますよ。
5. こんな時は…(パネル・ワークスペース編)
● パネルを追加したいとき・誤ってパネルを消してしまったとき
上部メニュー「ウィンドウ」>「表示したいパネル名」をクリックしましょう。
● 不要なパネルを消したいとき
不要なパネルのパネル名の右側に表示されている「≡メニュー」>「パネルを閉じる」をクリックしましょう。
● レイアウトが崩れたとき
上部メニュー「ウィンドウ」を開いて、「ワークスペース」>「保存されたレイアウトにリセット」で元に戻せます。
6. まとめ
パネルのレイアウトをワークスペースといいます。
最初はこちらの3つのパネルの名前と役割を理解しましょう。
コンポジションパネルでできあがりを見る。
タイムラインパネルで時間と動きを決める。
そして慣れてきたらその他のパネルも使って表現の幅を広げていきましょう。
画面の見方がわかれば、初めてでも迷わず作業を進められます。
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