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ファイル収集とプロジェクトマネージャーの完全整理|納品とバックアップの正解とは?
動画編集

[After Effects/Premiere]ファイル収集とプロジェクトマネージャーの完全整理|納品とバックアップの正解とは?

ogami

ogami

2026/02/19

はじめに|「プロマネ作成」は編集工程の最終責任

ファイル収集とプロジェクトマネージャー完全整理|納品とバックアップの正解の見出し

クライアントへの納品・保管用に再構築した整理済みプロジェクト一式を“プロマネ”と呼びます。納品物の完成は、動画の書き出しだけで完了とはならないことが多いです。クライアントにとって再編集可能な状態で納品する。そして自分自身が数か月後に確実に再現できる状態を残す。ここまで行ってプロジェクトは完了となります。

Adobe After Effectsの「ファイル収集」と、Adobe Premiereの「プロジェクトマネージャー」は、そのプロマネを生成するための機能です。本記事では、両者の目的の違いと、納品・バックアップを前提とした実務的な手順整理を解説いたします。

After Effects|ファイル収集の目的

After Effectsの「ファイル収集」は、プロジェクトで参照している「全素材を一括で複製し、相対パスを再構築するための機能」です。目的は大きく二つあります。

①クライアントへの納品:特にモーショングラフィックス案件では、プリコンポジション構造、エクスプレッション、リンク素材を含めた完全な再編集環境を渡す必要があります。
②バックアップ目的:
外部SSDやクラウドへアーカイブする際、リンク切れのない状態で保存できることが重要です。AEは参照パスの依存度が強いため、収集を行わずにコピーするのはリスクの高い運用です。

After Effects|ファイル収集の手順

基本動線は「ファイル依存関係ファイルを収集

📝ここでの判断ポイントは以下です。

・収集対象:すべてのコンポジションか、キュー済みコンポのみか
・未使用フッテージの除外可否
・フォントの扱い(別管理)

特に実務では「未使用素材の削除」を事前に行うかどうかで容量が大きく変わります。納品目的なら軽量化優先、アーカイブ目的なら再利用を目的とした完全保存が基本方針です。最終的に生成されるフォルダ構造が、そのまま“再現可能な設計図”になります。利用目的を意識して命名規則と階層を整えておくことが重要です。

Premiere|プロジェクトマネージャーの目的

Premiereの“プロジェクトマネージャー”は、タイムライン基準で素材を再構築する機能です。AEとの思想的な違いは「使用尺ベース」である点です。

①クライアントへの納品:納品用途では、クライアントが将来的に再編集する前提で、使用部分のみをトリミングコピーすることでデータ容量を抑えられます。
②バックアップ目的:
全シーケンスを選択することで安全性を担保します。ドキュメンタリーや長尺案件では、この判断がストレージコストに直結します。

Premiere|プロジェクトマネージャーの手順

対象シーケンスを選択し、「ファイルプロジェクトマネージャー > 対象シーケンスのチェック > 保存先パスの指定 >OK 」。

📝主な設定項目は以下です。

・未使用クリップの除外
・新規プロジェクトの作成
・フォントの扱い(別管理)

書き出し先フォルダには、新規プロジェクトファイルと再リンク済み素材が生成されます。この時点で一度開き直し、リンク確認を行うのが実務的には必須工程です。その後は“ZIPファイル”に圧縮してクライアントに提出すればOKです。

✒️フォントの適用について(AE,Pr共通事項):別のパソコンでプロジェクトを開いた時に、Adobeフォントは自動的にインストールされますが、OS管理のフォントは別のフォントに書き換えられますのでご注意ください⚠️

AEとPrの違いを整理する

After Effectsは「参照素材の完全複製」/Premiereは「タイムライン基準の再構築」という意図があります。この違いを理解して納品物の設計を行いましょう。

モーション主体案件ならAE主導、編集主体案件ならPremiere主導で設計する。両方を併用する案件では、Pr側で整理後にAEで収集を行う順序が安定します。

まとめ|納品物は“再現性”で評価される

プロマネ作成は単なるデータ整理ではなく「この案件を他者が再利用できる状態になっているか?」という設計が大切です。「リンク切れゼロ不要素材ゼロ命名規則統一。」この三点が担保されることで“適切な納品物”として評価されます。プロジェクト管理は編集スキルの一部。最後の一手を丁寧に行うことが、継続案件の信頼につながります。

「プロマネの作成方法は理解できたけど、クライアントとのコミュニケーション術といった実践的な内容も知りたい…」そんな方は、お気軽に STUDIO USの無料個別相談 にご参加ください。 STUDIO USでは皆さんと同じ悩みを抱え、乗り越えてきたプロ講師や先輩方に気軽に質問できる環境があります。

この記事を書いた人

ogami

ogami

STUDIO US講師。映画撮影→映像制作会社を経てiPhone元年にIT企業に転身しアプリ開発PMを担当。音響・モバイル・ITに明るいフリーの動画制作者。

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