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生成AIベスト3|10モデルの秒数とクレジット早見表つき
動画編集

[Premiere/生成AI]生成AIベスト3|10モデルの秒数とクレジット早見表つき

ogami

ogami

2026/09/17

Premiereに生成AIが追加!何秒まで作れるの?

Premiereのツールパネルに、見慣れないアイコンが増えていることにお気づきでしょうか?

これが「生成メディアツール」。タイムライン上で範囲を選ぶだけで、AIがその長さぴったりの映像を作って埋めてくれるという「ついに来たか!」といった感じの機能です。

ところが、いざ使おうとすると?!と思うことがあります。各モデルでは何秒まで生成できるのか?これは公式のヘルプにも、はっきりした数字は書かれていません。普段からAdobe Fireflyを使用しているなら、各モデルの秒数を覚えている方も多いと思いますが、全モデルの秒数制限を記憶している人はそう多くないと思います。

結論から言うと、選ぶAIモデルによって4秒〜15秒とバラバラでした。しかも消費するクレジットは、同じ8秒でも4.5倍の差があります。

今回は10モデルすべての秒数とクレジットを実機で調べて、そのうち5モデルを同じプロンプトで実際に生成してみて、最後に著者独断のベスト3を発表します。

生成メディアツールはどこにある?【現在β版】

場所はタイムライン左側のツールパネルです。新しく追加されたアイコンをクリックすると、「生成メディアツール」が選択できます。あとはタイムライン上をクリックしてフォーマットを指定し、生成ボタンをクリックするだけ。下記動画の手順です。(生成中は早送りしています)

注意点として、この機能は現在β版です。今後、仕様や料金が変わる可能性があります。とはいえ、Adobe CCを契約していれば追加費用なしで使えます(生成には生成クレジットを消費します)。タイムラインから離れずに素材を作れる体験は、一度試す価値があります。ぜひお試しください。

モデル別・秒数とクレジット早見表【10モデル】

生成タスクバーでモデルを切り替えると、選べる秒数と消費クレジットが変わります。720p・24fpsで実際に確認した結果がこちらです。

モデル選べる秒数1秒あたり
Kling 3.05〜15秒20
Veo 3.1 Fast4 / 6 / 8秒20
Runway Gen-4.55 / 8 / 10秒40
Ray3.145 / 10秒40
Firefly Video5秒のみ50
Veo 3.14 / 6 / 8秒50
Ray25 / 9秒50
Seedance 2.0 Fast4 / 5 / 8秒50
Seedance 2.04 / 5 / 8秒90
Ray35 / 10秒100

ここで分かることが3つあります。

まず、クレジットは「1回いくら」ではなく「1秒あたり×解像度」で決まります。同じ8秒でもKling 3.0なら160、Seedance 2.0なら720。4.5倍の差です。次に、Firefly Videoだけは秒数を選べません。他のモデルにはある秒数のプルダウンが表示されず、5秒で固定されています。

そして意外なのがRay3とRay3.14の逆転です。数字が新しいRay3.14のほうが、単価が半分以下でした。

✒️ 生成ボタンを押す前に、バーの右側に消費クレジット数が表示されます。押す前に必ず確認しましょう。モデルを切り替えて数字を見るだけなら、クレジットは減りません。

検証ルール|同じプロンプトで一発勝負

比較の条件を揃えるため、次のルールで生成しました。

・全モデル最短の秒数
・参照画像なし(プロンプトのみ)
リテイクなしの一発勝負

使ったプロンプトはこちらです。

木製のテーブルに、コーヒーカップと開いたノート、その上にペンが置かれている。ノートに『COFFEE』と手書きされている。カップから湯気が立ちのぼる。窓から朝の光が差し込む。カメラはゆっくりと後ろに引き、窓の外の街並みが見えてくる。

見るポイントは4つです。

💨 湯気:形の決まっていないものを自然に動かせるか
🖊️ テーブルとペン:テーブルとペンの形状が最後まで崩れずに描写されるか
📓 COFFEE:人が書いた自然な文字表現となっているか
🏙️ 窓の外の街並み:奥の背景まで作り込めているか
なお、今回はSeedance 2.0とRay3を除外しました。というのも Seedance 2.0は参照画像を9枚まで入れられる設計で、プロンプトだけで使うのはこの強みを捨てることになるからです。実際にSeedance 2.0 Fastを1本だけ試しましたが、やはり本来の力を発揮しませんでした。 また、Ray3を外した理由は別にあります。上位互換のRay3.14が半額以下で使用できるからです。

正直に書くと、クレジットの残量の都合もあります。全10モデルを生成すると2,500クレジット以上。今回は5モデルに絞りました。

実録|5モデルで生成してみた

① Firefly Video(5秒・250クレジット)

唯一のAdobe純正モデル。商用利用可能と明記されているのが最大の強みです。なぜスローになったのかは謎ですが、玉ボケ背景の描写はとても良いと思います。

② Veo 3.1 Fast(4秒・80クレジット)

今回の5本で最も安い80クレジット。Googleのモデルで、音声生成にも対応しています。今回は最もプロンプトの解釈が逸脱してしまいました。

③ Runway Gen-4.5(5秒・200クレジット)

映像制作の現場で早くから使われてきたRunwayのモデル。秒数は5・8・10秒から選べます。動きの安定感には定評があります。

④ Ray3.14(5秒・200クレジット)

Luma AIの最新モデル。旧世代のRay3より単価が半分以下という、今回いちばんの掘り出し物です。結果は後半をお楽しみに。

⑤ Kling 3.0(5秒・100クレジット)

1秒20クレジットの最安クラス。最長15秒まで生成でき、尺の自由度は全モデル中トップです。私は普段、Fireflyには搭載されていないKling 3.1を愛用していますが、ナチュラルな質感は3.0でも感じます。

著者の独断のベスト3

順位をつける前に、評価の軸をはっきりさせておきます。今回の比較は、「安ければOK」ではありません。「1回目の生成で案件で使えるレベルの映像が生成されたか?」で判断します。単価が安くても3回撮り直せば、結局は高くつくからです。

なお、当初は生成にかかる時間も評価しようと考えていましたが、実際に測ってみると、(今回の条件では)どのモデルも1分前後と大した差が見られなかったので、評価軸から外しました。

第3位:Runway Gen-4.5

『COFFEE』の文字は描かれているものの、ペンでは再現できない書体でした。さらに後半で机のディテールが崩れてしまい、この点で他の2本に劣ります。

第2位:Kling 3.0

『COFFEE』の文字は3本の中で最も自然でした。ただしペンが2本に増えており、ガラス面にはコーヒーだけがはっきり映り込んでいます。ここまで反射するなら他のものも映るはずで、そこに違和感が残りました。

第1位:Ray3.14

カメラワークが指定と異なる点は気になりますが、今回の判断材料のうち「湯気」と「テーブルとペンの描写」は最も自然でしたので1位としました。クレジットは他の2倍ですが、撮り直し(再生成)を考慮すれば1回で決まるほうが良いし、安く上がるだろうというのが、今回の結論です。

まとめ|生成AIは「1回で当てる」勝負

今回わかったことを整理します。

1. 生成できる秒数はモデル次第(4〜15秒)
2. クレジットは「1秒あたり×解像度」で決まる
3. 同じ8秒でも消費量は4.5倍違う
4. 撮り直すほどクレジットは減る。一発で当たるモデルが一番安い

生成メディアツールはまだβ版です。モデルの顔ぶれも料金も、これから変わっていくはずです。

それでも、タイムラインから離れずに素材を作れるという体験は、これまでの編集の流れを大きく変えます。Adobe CCをお使いなら、まずは今回の1位だったRay3.14を1本、試してみてください。

参照画像(スタートフレーム)を指定すると結果がどう変わるのか?こちらも近いうちに検証してみたいと思います。

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この記事を書いた人

ogami

ogami

STUDIO US講師。映画撮影→映像制作会社を経てiPhone元年にIT企業に転身しアプリ開発PMを担当。音響・モバイル・ITに明るいフリーの動画制作者。

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