Premiere Pro 2025のサンプル動画のみで編集した動画
「さあ、動画編集を始めよう!」とPremiere Proを開いたものの、専門的な画面に圧倒されていませんか?
この記事では、Premiere Proを初めて使う方に向けて、起動後に行って欲しい“5つのステップ”を解説します。
 今回紹介する手順で進めれば、誰でもスタートラインに立てますので、ご安心ください。
Step1:Adobe CCからPremiere Proを起動→新規プロジェクトの作成

まずは、すべての作業の土台となる「プロジェクト」を作成します。
 Adobe Creative CloudデスクトップアプリからPremiere Proを起動しましょう。
 Premiere Proを起動するとホーム画面が表示されるので、左上にある「新規プロジェクト」をクリックします。
Step2:プロジェクトの名前と保存先を指定する

プロジェクトの設定画面が開きます。ここで決めることは以下の2点です。
プロジェクト名:「vlog_01」など、動画の内容がわかる名前をつけましょう。
場所(プロジェクトの保存場所): 編集データが保存される場所を指定します。
プロジェクト単位でフォルダを作成して、その保存先を「場所」に指定すればOKです。
 最初のうちは「どこに保存したかわからない…」を防ぐために、デスクトップに動画編集専用フォルダを作成しましょう。
Step3:編集したい動画素材を読み込む
プロジェクト(キッチン)の準備ができたら“ 動画素材(食材)”を用意します。

Premiere Proには、練習用のプリセット動画ファイル(サンプル動画)が用意されています。
 操作に慣れるまでは、サンプル動画を使ってカット編集の基礎を練習しましょう。
 画面中央の「サンプルメディア」の中から、編集で使いたい動画にチェックを入れ、「読み込み」をクリックします。
選択したサンプル動画が自動的にタイムラインに配置された状態になります。

画面下部に広がる「タイムライン」パネルは、動画やテロップ、BGMなどを時系列に並べていく、いわば編集作業を行うメインステージです。ここに並んだクリップ(素材の断片)を、切ったり、並べ替えたりして一本の動画を組み立てていきます。
Step4:最適なワークスペースを選ぶ

編集画面には多くの「パネル」と呼ばれるウィンドウが並んでおり、最初は戸惑うかもしれません。
 はじめはの内は、必要最低限のパネルのみが表示されるシンプルな“ワークスペース(作業環境)”に切り替えましょう。
 初学者にお勧めのワークスペースは「スターター」です。
 画面上部のメニューバーから「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「スターター」を選択してください。
「スターター」のワークスペースは、画面がスッキリしていて、どこで何をするのかが直感的に分かるように配列されています。
 これで、編集を始めるためのすべての準備が整いました!
Step5:チュートリアルを使って動画編集をはじめよう!
さあ、編集をはじめよう!
まずはタイムラインに並んでいる動画クリップを再生したり、ツールを使って切ったり貼ったりと、自由に触ってみましょう。
もし「次は何をすればいいの?」と迷ったら、「ウィンドウ」→「学習」パネルを開いてみてください。
 Adobe公式の分かりやすいチュートリアルが用意されており、動画編集の基本操作をマスターすることができます。

サンプル動画に秘められたAdobeの狙いとは?
Premiere Proに付属するサンプル動画は、バージョンごとに内容が異なります。
 毎年リリースされるサンプル動画を見ているとAdobe社が「ユーザーに習得してほしい編集スキルは何か?」が見えてきます。
例えば、2025年版のローラースケートの素材は、動きの速い被写体をどう繋げば自然に見えるか、という「カット繋ぎ」の絶好の練習になります。
筆者も毎年、新バージョンのサンプル動画を使っていますが、2025verでは、複数のカメラで撮影しているような臨場感を出すために…
2️⃣ 身体の回転に合わせてカットを繋ぐ
3️⃣ 目の瞬きに合わせてカットを繋ぐ
この3点に絞ってカットの繋がりを意識して、冒頭のサンプル動画を作りました。
 地味ですが、毎年同じことを繰り返すことで「来年はどんな意図の素材だろう…?」と新バージョンのリリースが楽しみにもなります。
 ぜひ、アドビの意図を探りながらサンプル動画で動画編集してみてください。
まとめ:最初の4ステップが未来の傑作に繋がる
Premiere Proでの動画編集は、難しい設定から始める必要はありません。
2️⃣ プロジェクトの保存場所を指定する
3️⃣ 編集したい「素材」を読み込む
4️⃣ 作業しやすい「ワークスペース」を整える
この5ステップを最初に行っておくことで、“カット、テロップ、BGMといったクリエイティブな作業”に集中できます。
この記事が、あなたの動画クリエイターとしての輝かしい第一歩となれば幸いです。
 もし独学に限界を感じたり、より効率的にプロのスキルを身につけたいと思うなら、専門のスクールを頼るのも一つの手です。
 STUDIO USでは、未経験からプロの動画編集者になった受講生が数多くいます。興味をお持ちであれば、お気軽に STUDIO USの無料個別相談 をご活用ください。



 
  
  
 