この記事に辿り着いたあなたは、「どうやって仕事を取ればいいか…」と悩むクリエイターの方とお見受けします。
この記事では、営業についてよくある3つの誤解―
2️⃣ 営業トークを磨く
3️⃣ 積極的な売り込み
ここで3つの勘違いを整理し、その誤解と実際の営業対策について、丁寧に解説します。
1.「対価」に対する価値観の逆転
1つ目の勘違いは「実績作りのためには、無料案件が必要」という考え方です。
これは危険な罠で、無料であるがゆえに「対価」の価値観が逆転します。
「対価」というのは、あなたの「制作スキル」に対する対価「お金」のことです。
一例として、ラーメン屋であれば、お客さんはラーメンの味(材料やスキル)にお金を支払います。
制作案件もそれと同じです。
クリエイター対価を受け取るからこそ、プロとして対等な立場で意見を発言することができます。
一方、無料の取引では、実な不思議なもので「無料でやってもらってるのだから、無理なことは言えない。」とは、ならないことの方が多いです。
むしろ、クライアント側が「実績作りの機会を与えている」という奉仕側の意識が発生します。
こちらはこちらで「無償で対応しているのに…」と不満が生まれ、関係がギクシャクしてしまいます。
そして、クリエイターは「機会をいただいている手前、断れない」という弱い立場に立たされてしまいます。
結果的に、クライアントからの要求がエスカレートし、無限の修正に疲弊するケースも少なくありません。
これを避けるためにも、必ず「案件として」対価の受け取りましょう。
代案としては、無料で制作するのではなく、「出精値引き」として、「正規の価格よりもディスカウントして対応します。」とする方がお得感を演出できます。
2.営業にトーク術は必要ない
2つ目の勘違いは「営業には特別なトークスキルが必要」という固定観念です。
クライアントが求めているのは、話の上手さや面白さではありません。
「この人に任せれば、きちんと最後までやり遂げてくれるだろう。」という信頼感です。
ご自身の専門性をアピールするよりも、レスポンスの速さや専門用語を避けた分かりやすい提案文を心がけることです。
その方がよほど効果的な営業になります。
だからこそ、初心者や初級者の方にもチャンスがあります。
ご自身の経験や才能、トークスキルに頼らず「丁寧に相手の話を聞く。」ことを心がけましょう。
3.営業=売り込みという勘違い
3つ目の勘違いは「フリーランス営業とは、自分自身を積極的に売り込むこと」という思い込みです。
動画に限らず制作業はSNSを中心に需要が拡大しており、メディア担当者も制作会社も常に人手を探しています。
よって「押し売り営業」必要ありません。
大切なことは、トークで圧倒することではありません。
先ほどお話したように、クライアントの話を丁寧に聞き、相手の課題を理解することです。
「どんなことで困っていますか?」と寄り添うこと。解決策を一緒に考える姿勢が、結果として案件獲得に繋がります。
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4.まとめ
✉️ テンプレートでも良いので、歯磨きのように「一日一件メールする」これを習慣化しましょう。
📲 そして、相手からの反応があれば、丁寧にヒアリングしましょう。
その場で解決策が見つからなくても、持ち帰って整理し、その結果をご自身の言葉でメールすることが大切です。
↗️ まずは小さな一歩を踏み出すことで、確実に案件獲得の確度が向上します。
🤝 シンプルで誠実な対応と日々の積み重ねこそが最大の営業力となります。
フリーランスにそんな多くの案件は必要ありません。
1つ1つの案件を丁寧に対応すれば、営業をしなくても毎月10件以上の案件を安定して受注することができます。