動画制作における「ポートフォリオ」・・・自分の実績を示す作品集のことです。
動画制作の案件を獲得するうえで、ポートフォリオは名刺以上に重要な役割を果たします。見せ方ひとつで「仕事が取れるかどうか」が大きく変わります。
ポイントを意識して、案件をどんどん獲得していきましょう!
目的を明確にする
今回は作品のまとめ方が新規案件獲得のための「営業用」であることを目的にしています。単なる実績の羅列ではなく、依頼者の視点に立った整理が必要です。その業種に関連する動画を集中的にまとめる方が説得力があります。
クライアントが「自分の案件を頼めそうだな」と思えるようなものにしましょう。
「案件ベース」で整理する
作品を簡潔に言語化しましょう。
1.依頼内容
「企業紹介」「商品PR」「採用動画」etc.
2.担当範囲
撮影/編集/ディレクション/アニメーション etc.
3.工夫点
演出、構成、編集上のアイデアをアピールしましょう。自分ならではの貢献が伝われば印象に残ります。
ただし、メインは映像作品の部分なので、動画を大きく表示し、その邪魔にならないように文字を添えるだけでOKです。
ポートフォリオの分数のめやす
1〜2分の動画をめざしましょう。
とくにクラウドソーシングでの案件は、応募者全員のポートフォリオをクライアントは確認することになります。その中で簡潔に確実に内容を伝えることが大切です。
文章だけで説明できる場合は、無理に動画に入れず添付の際にメールに記載でOKです。長尺の動画を使用したい場合は、ポイントとなる部分のみポートフォリオに入れ、本編はリンクやQRコードを添えましょう。
送る際の拡張子・形式
クライアント指定の拡張子があればそれに従いましょう。
前述のとおりクライアントは大量のポートフォリオを確認するので、負担にならない形式を選びます。YouTubeに限定公開でアップしたり、少し容量を軽くしたmp4などで送るのがおすすめです。
作品は常に更新
動画は成果物がはっきりしているので、数本作っていけば作品を見比べて自分の成長を感じやすいと思います。
古いものを載せすぎず、「最新の3〜5案件」を中心に定期的に差し替えて、常に“今の実力”を見せられる状態にしておきましょう。
まとめ
動画制作に限らず、クライアント案件は「相手が欲しいものをつくる」仕事です。
なんでもできるのでとにかく仕事をください!というのも一つの手かもしれませんが、作りたい動画に対して相談できたり、「これこれ!」と納得できる人と取引したいはずです。気持ちよく仕事をするために、自分がクライアントにしっかりとお手伝いできることをアピールして獲得につなげましょう!