動画クリエイターに必要な資格はある?どんなスキルが必要なのか
自分がイメージしたものを映像化し、世界中の人に発信できるのが『動画クリエイター』の魅力です。実際にネットなどで動画配信し「より多くの人に自分の作品を届けたい」と感じる人は、動画クリエイターを目指してみてはどうでしょうか。今回は、動画クリエイターになるために必要な資格やスキルについて詳しく解説します。
動画クリエイターになる方法
まずは、動画クリエイターの仕事内容について知識を深めましょう。
動画クリエイターとは動画制作に関わる仕事をする人であり、その仕事内容は多岐にわたります。動画制作には、多くの人が携わっているのです。
参考記事
動画・映像クリエイターってどんな人?仕事内容を詳しくご紹介!
動画を作成する際、まずプロデューサーが企画を出します。プロデューサーは企画を出すだけではなく、動画制作のリーダーとなり指揮をとる仕事です。そして、プロデューサーのもとで現場管理を行うのがディレクターです。ディレクターは実際に動画制作に関わることもあります。
編集者やCGクリエイター、音響、カメラマンなども動画クリエイターの仕事のひとつです。それでは、実際に動画クリエイターになる4つの方法について紹介します。
専門学校に通う
専門学校へ通えば、動画クリエイターとして必要な知識が効率よく学べます。最新の技術や機材が揃っているのも、専門学校の強みです。動画クリエイターとして活躍するためには、より多くの技術や知識が必要になります。
業界とのつながりが強い専門学校であれば、就職先を紹介してもらうことも可能です。夜間の専門学校に通えば、働きながら動画クリエイターの勉強ができるでしょう。
制作会社に就職する
専門学校へ通わなくても、制作会社に就職すれば動画クリエイターになることは可能です。
専門的な技術をもたずに就職した場合は、雑務や簡単な作業などの下積みから始めることになりますが、同時に会社の先輩方から実践的なスキルを学べます。現場ならではの経験を積む中で、自分の成長を実感できる環境でもありますが、未経験からの就職はそう簡単ではありません。
大学に通う
芸術系の大学に通って動画クリエイターになる人もいます。しかしながら、芸術系の大学は一般の大学よりお金がかかることも多いです。また、大学は専門学校と違い専門分野以外も学ばなければいけません。倍率が高い芸術系の大学は入学するのもなかなか大変です。
独学で学ぶ
独学でも動画クリエイターになることは可能ですが、モチベーションや自己管理が必要です。専門学校や大学にはカリキュラムがありますが、独学の場合すべてを自分で管理しなければいけません。使う資料によっては、深い知識を身につけられないこともあるでしょう。独学で動画クリエイターになるには、強い意志と自己管理能力が必要になります。
動画クリエイターに求められる資格
動画クリエイターになるのに資格は必要ありません。しかし資格をもっていればそれだけ信頼が厚くなります。動画クリエイターにおすすめの資格を紹介します。
CGクリエイター検定
コンピュータグラフィックス専門のクリエイターを目指す方は、検定取得がおすすめです。CGクリエイター検定にはベーシックとエキスパートの2種類があり、ベーシックではCG技術の基礎や3次元CG、エキスパートでは映像編集やモデリングやリギングの知識が問われます。試験は年2回で、受験は全国各地で行われています。
動画編集検定
動画編集検定では、動画編集に関する幅広い知識と実践的なスキルが問われます。オンラインで受講できるのも、この検定の特徴のひとつでしょう。3級は無料で受験できるのもうれしいポイントです。近年になってできた動画編集検定では、業界用語についても学べます。
画像処理エンジニア検定
画像処理エンジニア検定は、動画クリエイターだけではなくプログラマーの受験者も多い検定です。CGクリエイター検定と同じくベーシックとエキスパートの2種類があります。ベーシックでは画像処理や画像解析、エキスパートではベーシックの内容に加え、より高度な画像処理が問われます。試験は年2回、全国各地で行われます。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Photoshopの知識やスキル能力を問われる試験です。認定試験には実技と実践があり、試験時間内に作品を制作しなければいけません。この試験にもエキスパートとスタンダードの2種類があり、エキスパートではスタンダードより高品質で創造性がある作品が求められます。
動画クリエイターになるために必要なスキル
技術職である動画クリエイターですが、専門的な知識以外にも必要なスキルはあります。
多くの人と関わる動画制作には、コミュニケーション能力が欠かせません。職場の仲間だけでなく、クライアントやスポンサーと接することもあります。コミュニケーション能力がなければ、クライアントのニーズに答えることも難しいでしょう。
また、プロデューサーであれば企画力やリーダーシップ能力も必要です。技術や知識だけでは動画クリエイターとして活躍できないと覚えておきましょう。
まとめ
動画クリエイターには独学でもなれますが、専門学校や大学で専門的な知識を身につけることが確実です。必要な資格を取得すれば、社会的な信用も厚くなります。そして、動画クリエイターとして活躍するためには、専門知識だけではなくコミュニケーション能力などのスキルが必要なことも覚えておいてください。
参考記事
https://www.anime.ac.jp/contents/column/2022/09/14/1761/#i-5