🌞業界用語をゆる〜く解説しちゃいます🌞
オハヨウゴザイマス!
映像業界の現場では、撮影なら朝早く、動画編集(ポスプロ)なら夜遅くに関係者が集まることが多いものです。
そして、朝でも夜でも「こんにちは」や「こんばんは」ではなく、「おはようございます」と挨拶するのが業界の習慣です。
昼夜を問わず人が集まる業界だからこそ、挨拶を統一した方が都合がよかったのかもしれませんね。
というわけで今回は…映像の撮影現場の業界用語について解説してみようと思います。
撮影現場に行ったことがある方なら、初めてのとき一度はこう思ったはず。
「え、今なんて言った!?」と。
というのも、撮影現場って、やたらカタカナ語や略語が飛び交う世界なんです。
しかも、意味が分からないまま頷いてしまいがち。
とはいえ、一度覚えてしまえば会話がグンとスムーズに!
そこで今回は、そんな「撮影現場の謎用語」を、なるべくわかりやすく、しかも楽しくご紹介していきます!
🎬まずは基本中の基本「カメラまわり」から!
さて、まず覚えておきたいのがこちら。
▶︎「カメアシ」
これは「カメラアシスタント」の略です。つまり、カメラマンを支える縁の下の力持ち。
例えば、レンズを用意したり、フォーカスを調整したりと、かなり重要なポジションなんです。
▶︎「ズームイン/ズームアウト」
聞いたことありますよね?「ズームイン」は寄る、「ズームアウト」は引く。
単純ですが、言うタイミングやスピードで映像の印象が変わるので、意外と奥が深いんです。
似たような言葉に「寄り画」「引き画」というのもあります。
要するに、「アップ」と「引きの絵」という意味。
これを聞いたら、被写体との距離感を調整するサインと思ってOK!
📣現場で飛び交う!謎の掛け声たち
▶︎「本番!」「スタート!」「カット!」
まず、「本番!」。これはいよいよ撮影が始まる合図です。
なので、「はい本番入りまーす!」と言われたら、ビシッと気持ちを切り替えましょう。
咳払いすると「録音助手(音声さん)」に睨まれてしまいます💦
「はいカット!」と言われたら、咳もオナラもOKです!
▶︎「テスト」
逆に「テストです!」は、リハーサルの意味。つまり、「まだ緊張しなくて大丈夫!」という優しいサインなんです。
▶︎「OKカット!」「NGです!」
そして、「OKカット!」「NGです〜」などの判定ワードもよく飛び交います。
「NG」は“ノーグッド”の略。
なんとなくカッコいいですが、連発するとちょっと凹みます(笑)。
💡照明&音の世界もディープです
次にご紹介するのは、カメラ以外の現場スタッフがよく使う用語たち。
▶︎「バミる」
これは、役者さんや物の位置を“養生テープ”などでマーキングすること。
「ここに立ってね!」のサインです。
舞台やイベントでも使われます。
▶︎「レフ板」
また、「レフ板」も覚えておくと便利です。光を反射させて顔を明るくするアレですね。
特に屋外ロケでは大活躍!

レフ板
▶︎「ガンマイク」
さらに「ガンマイク」。ブームと呼ばれる棒(撮影現場では竿”サオ”と呼ぶ)にくっついてるマイクで、遠くから声を拾います。
見た目は地味だけど、音を左右する重要アイテムです。

ガンマイク
🎭出演者まわりの用語も
▶︎「スタンバイ」
出演者さんに向けて飛ぶ用語といえば、やっぱり「スタンバイ!」。これは「準備できた?」の合図。
返事は元気よく「スタンバイOKでーす!」が定番です。
▶︎「キュー!」
また、「キュー!」は演技スタートのサイン。
昔は「よーい、はい!」が主流でしたが、最近は「キュー!」が主流になってきています。
なんとなく映画っぽい響きで、ちょっとテンション上がりますよね。
🛠裏方さんの必須ワード
▶︎「ケツカッチン」
現場で一番リアルな用語といえば「ケツカッチン」でしょう。
これは、「この役者さんは15時に現場を出なきゃいけません!」という“絶対厳守のタイムリミット”のこと。
「ケツカッチンで!」は、遅れが許されないプレッシャーとの闘いです…。
▶︎「押してます/巻いてます」
スケジュールが押してると「押してます」、逆に早く進んでると「巻いてます」と言います。
「今、15分巻きです!」と聞くと、なぜか現場がちょっとウキウキするんですよね(笑)。
ちなみに、私は最高「8時間押し」の現場がありました…😓
💬最後に
このように、映像の現場には一見「謎」だらけの用語があふれています。
でも、だからこそ“言葉が通じる仲間感”が強くなるのも事実。
最初は戸惑っても、だんだん口から自然に出てくるようになりますよ。
また、これらの言葉を少し知っておくだけで、現場でのコミュニケーションもぐっとスムーズに。
さらに、「ちょっと通っぽく見える」なんて特典もついてきます(笑)。
ということで、今後もし現場に行くことがあったら、ぜひ今日紹介した言葉をこっそり使ってみてくださいね!
※このブログは、現場でちょっと「カッコつけたい」初心者の味方です(笑)