After Effects(アフターエフェクト)のアニメーションでは、ふわっと現れたり、ゆっくり消えたりする演出をよく見かけます。
その時に使うのが「不透明度」です。
この記事では、トランスフォームの「不透明度」プロパティについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
それでは、どうぞ!
トランスフォームの不透明度とは
不透明度とは、レイヤーの見え方をコントロールするプロパティです。
レイヤーの左の矢印を展開した先の、トランスフォームの中にあります。

レイヤーを選択>Tキーで不透明度だけを表示できます。
✅トランスフォームの不透明度のショートカット「T」

💡トランスフォームのショートカットについて知りたい方はこちら!
レイヤー操作をもっと快適に!|トランスフォームのショートカット10選
値が100%なら完全に表示され、0%にすると完全に透明になります。

不透明度を調整すると、オブジェクトをふわっと浮かび上がらせたり、自然に消えていくような演出を簡単につくれます。
キーフレームでフェードアニメーションをつくる
不透明度を使った代表的なアニメーションが「フェード」です。
では、不透明度にキーフレームを打ってアニメーションをつけてみましょう。
💡キーフレームについて詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです!
キーフレームはアニメーションの“魔法のスイッチ”!打ち方から丁寧に解説します
まず、インジケーターを0秒に合わせてキーフレームを打ち、値を0%にします。
不透明度プロパティの左にあるストップウォッチアイコンをクリックすると、キーフレームを打てます。

次に、インジケーターを1秒に合わせて値を100%、2秒で100%、3秒で0%にして

最後に、キーフレームを全て選択しF9キーを押してイージーイーズを適用します。

| ✅イージーイーズとは、アニメーションの動きをなめらかにする機能です。 |
これで、フェードイン・フェードアウトのアニメーションが完成しました。

キーフレームの間隔を広げたり狭めたりすると、フェード速度を調整できます。
いろいろ試してみましょう。
まとめ
| ・「不透明度」はレイヤーの透明度を調整するプロパティ ・ショートカットキー「T」で簡単に呼び出せる ・値をキーフレームで変更すると「フェードアニメーション」がつくれる |
不透明度を使いこなすと、アニメーションの印象がぐっと洗練されます。
まずは、文字や画像をフェードイン・フェードアウトさせて練習してみてください!



