STUDIO US Community
EDIT YOUR FUTURE
EDIT YOUR FUTURE
プロンプト=質問設計。目的から逆算する型-AI活用
AI

[生成AI]プロンプト=質問設計。目的から逆算する型-AI活用

コウ

コウ

2025/10/16

🧩 プロンプト=質問設計。目的から逆算する型

AIに“お願い”しないで“設計”する。
目的→前提→制約→順序→評価軸の5点で、結果のブレと手戻りを減らせます。

「思った通りに出ない」

この多くはAIの性能ではなくこちらの質問が曖昧です。

結論はシンプル。

プロンプト=“質問設計”

欲しい成果から逆算して必要な材料と判定基準を先に置く。

たったこれだけで、品質は安定します。

今日は実務で回る“5点セット”と、即コピペできるテンプレをまとめます。

🎯 目的を一行で決める(迷いを消す)

最初に“何を得たいか”を一行で固定します。

誰に、何を、どの形式で。

ここが曖昧だと、出力はどれだけ賢くても散ります。

例:「新入社員向けに、AIの安全な使い方を800字で要点だけ」。

目的一行があると、AIは余計な装飾をしません。

依頼者とレビュー担当の認識合わせも一瞬です。

📦 前提・制約・順序を書く(枠をつくる)

“情報の枠”を先に決めます。
前提=使う場面や読者の条件。

制約=語調・長さ・禁止語・必須項目。

順序=見出しや段落の流れ。

ポイントは「短く」「数値を入れる」

数値は判定を早くします。

例:前提「SNS公開/難語NG」 制約「一言定義を初出で入れる/重複NG/数字1つ」 順序「導入→3ルール→質問テンプレ→まとめ」。

🧪 評価軸と提出形式で締める(測れるようにする)

最後に“物差し”を置きます。

良し悪しを測れない依頼は永遠に終わりません。

  • 推奨の3軸:①初見で利点が伝わる ②数字 or 根拠が1つ以上 ③具体性
  • 提出形式も指定(箇条書き/表/Markdown/JSON など)。
  • 受け取り後の加工がラクになります。

✅ NG→OK 3パターン(コピペで使える)

例1:記事執筆

NG

「AIについて分かりやすく書いて」

OK

  • 目的:AI初心者向けに“安全な使い方”を800字で。
  • 前提:SNS公開。難語NG。
  • 制約:ハルシネーション=「それっぽい誤情報」と一言定義。数値1つ。重複NG。
  • 順序:導入→3ルール→質問テンプレ→まとめ。
  • 評価:①初見で利点②数字1つ③具体性
  • 提出:Markdown。

例2:動画構成

NG

「30秒の紹介動画つくって」

OK

  • 目的:経理部長向けにSaaSの価値が“初見で1つ”伝わる30秒縦型。
  • 前提:スマホ視聴/専門用語NG。
  • 制約:冒頭3秒に“自分ごと化”/実績数値を1つ/CTAは「無料デモ」。
  • 順序:冒頭→課題→解決→証拠→CTA。
  • 評価:①冒頭で続きを見たくなる②数値1つ③CTA明確。
  • 提出:表(秒/映像/テロップ/ナレ)。

例3:比較表の作成

NG

「AとBを比較して」

OK

  • 目的:制作者が“用途別の最適”を3行で判断できる比較表。
  • 前提:社内検討資料。
  • 制約:列は価格/学習コスト/強み/弱み/向く人。主観語禁止。
  • 順序:総評→表→用途別おすすめ→注意点。
  • 評価:①価格は実数②用途別の一言③注意点1つ。
  • 提出:Markdown表。

📝 即コピペ:質問設計テンプレ(短縮版)

目的:[誰に/何を/どの形式で]
前提:[読者や使う場面/難語NGなど]
制約:[語調・長さ・禁止語・必須項目(数値1つ)]
順序:[見出しや段落の流れ]
評価:[①初見で利点②数字/根拠1つ③今日の一歩]
提出:[Markdown/表/JSON など]

毎回の依頼をこの型で始めてみましょう、品質が均一化し、レビューが速くなります。

🔧 現場で効くコツ(小さく回す)

  • 目的一行+制約3つだけでも十分効きます-完璧主義は不要。
  • 固有名詞・数字・引用の最終確認は人間が行う- 未検証なら「未検証」と明記。
  • 同じ出力が続く依頼は“評価軸”を固定化- たとえば「初見で利点/数値1つ/CTA具体」を定番に。
  • 失敗を“質問”に還元- 出力が弱かったら「目的が曖昧だった?」「評価軸が緩かった?」と設計に戻す。

📌 まとめ

  • 要点1:プロンプトは“お願い文”ではなく“設計図”-目的→前提→制約→順序→評価軸で組む。
  • 要点2:数値と提出形式を入れると、判定が速くなる。
  • 要点3:小さくテンプレ化し、目的一行+制約3つから始める。

AIは“計算”、人間は“意味づけ”。仕事を分担しよう。

#AI映像製作 #1人チーム #映像の作り方 #動画編集 #生成AI活用 #AIツール

✏️ AIと映像制作の“いい関係”を見つけよう
「AIの映像ってすごいけど、実際どうやって活かせばいいの?」
「自分の作品でも使ってみたいけど、不安がある…」
そんな方は STUDIO USの無料個別相談 にぜひご参加ください。
あなたの目的やレベルに合わせて、映像制作でのAI活用法を一緒に考えていきます。

更新履歴:2025-10-05 初版

コメントする

メールアドレスは公開されません。*の項目は必須です。