1. 画コンテとは?

絵コンテ(画コンテ)は、動画や映像制作における「設計図」のような存在です。カットごとの画面イメージと簡単な説明、セリフやナレーション、必要な素材などを整理しておくことで、撮影や編集の前に全体像を共有できるようにします。
「頭の中にはあるけれど、人にうまく説明できない」という状態を防ぐための、コミュニケーションツールでもあります。
明日はクリスマスイブ🎄ですので、この記事の最後に、横型/縦型2種類の絵コンテ📝テンプレート(PowerPoint)をプレゼントします🎁
2. コンテの重要性
コンテがあると、まず「プロダクションの流れ」が明確になります。どのカットを、どの順番で、どんな画作りで進めるのかが見えるので、撮影や編集の段取りがスムーズになります。
また、ディレクター・クライアント・デザイナーなど、関わるメンバー全員で「同じ映像イメージ」を共有できるのも大きなメリットです。
結果として、「思っていたのと違う…」「ここを直してください。」といった修正地獄を事前に減らすことができます。
3. コンテのフォーマット
コンテの形式に正解はありませんが、よく使われるのは「コマの中にイメージラフ」「その横にテキスト情報」というシンプルなレイアウトです。
横長の動画に合わせた横型フォーマット、スマホ向けや縦動画用の縦型フォーマットなど、用途に応じて使い分けると便利です。
大事なのは、「誰が見ても、何をしたいカットなのか伝わること」。きれいに描く必要はなく、矢印や簡単な図形だけでも十分に役立ちます。
具体的には以下のフォーマットでコンテをきればバッチリです!

②No.(ページ番号):2ページ目は2とする
③S/C (シーン/カット):「シーン1のカット1」「シーン1のカット2」…という形で画面を区切る
④Picture(画面):画面の具体的なイメージを書く。鉛筆ラフ、ストック画像、スマホ写真など何でもOK
⑤Action:人物の動き、カメラワーク、効果音など、④の内容を文章で補足する
⑥Dialogue(セリフ):人物のセリフやナレーション台本を書く。なければ⑤の補足をかく
⑦Duration(時間):カットごとの想定時間を書く。総尺を把握するために、大まかでも必ず記入
⑧画面解像度とフレームレート(fps):後からの変更は大変なのでコンテ段階で確定させる
4. コンテの重要性
ガンダムで著名な富野由悠季監督は、コンテ師としても有名ですが、
● その文法を、最も具体的な形にしたものがコンテ
● だから私は「コンテ主義」
5. まとめ|すぐに使える絵コンテをプレゼント🎁
絵コンテを試してみたい方は、こちらに好きな動画作品のラフを描き込んでみてください。



